Sunday 25 May, 2008

黒帯(Kuro-obi)

映画「黒帯」をDVD鑑賞した。

Kuro-obi.jpgまず何をおいても、カッコ良かった!!
こんな衝撃はブルース・リー以来?! いやそれより上かも知れない。中国から伝わった武術とはいえ、やはり「空手」という「武道」に日本人を重ねてしまうためであろうか。
 「道」
これがカンフー映画とは一線を画している。

突然死してしまう師は、生前にこのような言葉を残している。
・空手は争うためにあらず
  空手に先手なし、突いてはならぬ、蹴ってはならぬ
・己より劣る者に勝って何になる
  己の技を全力で向けるべき相手は己のみ
  (これを使うことは、生涯に一度あるかないかの至福の時)

とても哲学的である。
しかし残された3人の若き弟子たちは、己の道を進みながら本当の意味を模索し続ける。

大観:己の強さを確認するため、徹底して技を使い続ける。
長英:力では他の2人には勝てないが、どちらにも疑問を投げかける。
    また師より黒帯を継ぐ者を見極めるよう指名される。
義龍:徹底して突かず蹴らずを貫く。

バランス感覚に長けた長英の役どころがとても大切なのだが、今一つ存在が薄く、何とももったいない印象である。だがこれも大観と義龍を前面に出す演出なのであろう。
結局、大観と義龍は同門同士での決闘で師の教えを理解する。そうしなければ互いに見えなかった。ここのところもう一捻り欲しかった気もするのだが、突かず蹴らずを守り通した義龍が、突きを出した瞬間、そして互いに至福の時を感じ合うシーンは(軍隊に邪魔されるかと思って)少々ハラハラした。
そして最後には・・・

この作品は社会全体などという余計な視点は無視して、
己の道に真剣に命を掛けて向き合う男の姿、また一撃必殺の「空手技」が見どころであろう。
少々クサイ部分もあるし突っ込み所もあるのだが、それでもシビれるシーンが満載の映画であった。


「突いてはならぬ、蹴ってはならぬ」
 口癖になりそうである・・・
=== ☆   posted by Daddyクワトロ   ☆ =   at 23:02   ==
この記事へのコメント
「黒帯」気に入っていただけたようですね。私は息子と銀座まで観に行きましたが、映画を見終えた息子が「お父さん空手って強いよね!」そんな感想でした。もちろん私もですが!
Posted by 塾長 at 2008年05月26日 22:19
塾長殿
ちょっと子供には酷な(リアルな)シーンがありましたが、良い勉強にもなったかと思います。もっともっと日本武道の素晴らしさ、精神性をアピールできる良い映画が続くといいですね。
柔道、剣道、合気道、相撲道、
武道じゃなくても、弓道、茶道、華道、書道・・・
武士道だってラスト・サムライじゃなくて、本当は日本人が作らなきゃ!!
Posted by Daddyクワトロ at 2008年05月27日 23:05
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