Wednesday 19 Mar, 2008

ダニエル・バレンボイム自伝

Barenboim.jpg昨年6月にピアノ・マスタークラス(NHK)を見て、また本人のピアノ演奏を聴いて、ようやくベートーヴェンのピアノソナタが聴けるようになったDaddyである。哲学的な芯の通ったすごい演奏だった。
(前記事ダニエル・バレンボイム

他にどんな曲を?と思って調べると、バレンボイム「指揮」のものが多いことに驚く。
あれ?この人ピアニストじゃなくて指揮者だったの?転職した??

自伝が出ていたので読んでみると、なるほど。本人がどうしても指揮・ピアノ、両方をやりたいんだそうだ。
欲張りな人である。
本書では、バレンボイム氏がいろんな人と出会ってどんな刺激を受けてきたとか、誰と仲良しだとか、箇所によってはイスラエル、ユダヤといった政治的な部分もあって結構重い内容だったりもする。そのような環境の中で、音楽としっかり向き合ってきた人生が語られており、予想以上に読み応えがあった。
・・・が、正直疲れた。

印象に残った部分は
・音楽の商業化
レコードの普及前後の聴き手の変化。メディアの進歩に伴い、聴き手の絶対数は増えたが(音楽的)知識は薄くなってること

・音楽の国民性
音楽と言語との深い繋がり

それからピアノ奏法では、先生からレッスンを受けていない(ピアノを習ったことのない)Daddyにとって刺激になることばかり。
・右手と左手を2つのユニットで弾かない
 合わせて1つのユニットとする、
 または10本の指、それぞれがユニットになる。
・クレシェンドを始めてからフォルテッシモへ到達するまでの構築論
 特に、一音でクレシェンド!?
 これはマスタークラスでも話されていたが、今のDaddyには理解不能・・・
・沈黙からの変化、最初の一音の重要性
 それから次の音、その次の音への連続性
・人間の耳は音に対する「記憶力」がある
 これを考えて構成する

その他諸々で、覚えきれない・・・
マスタークラスの講義も凄かったが、本書でも同じようなことが多々述べられており、バレンボイム氏の音楽への想いを感じとることができた。Daddyの演奏レベルがもうちょっと上がったら、再度熟読してみようと思う。また違った捉え方ができるはずだ。


さて指揮者でもあるということで、バレンボイム指揮によるベートーヴェンの第九、それからピアノ協奏曲「皇帝」を聴いてみた・・・
んん・・・ピアノでの迫力ある演奏とは異なり、とても地味な印象である。それでも間違いなく超一流の演奏になってるとは思うが・・・どうなんだろ。Daddy的には、真面目過ぎ、完璧過ぎ?で面白くないのだが。

指揮者としての演奏、ピアニストでの演奏、もっといろいろと聴いてみたいと思う。
=== ☆   posted by Daddyクワトロ   ☆ =   at 23:34   ==
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