Tuesday 6 May, 2014

昭和16年夏の敗戦/猪瀬直樹

20140503-Haisen1941.jpg軍国主義だったから、軍部が暴走したから、侵略戦争だった、自衛のためだった
学校は何を教えてるのか。起きたことだけ教えとけばいいということなのか?
満州事変、日中戦争、太平洋戦争、こんな言葉を覚えて何になる。その背景を知って、どう思うかを考えさせるだけでもよいと思う。事実を知っておくべきだ。

昭和15年に設けられた内閣直轄の「内閣総力戦研究所」、昭和16年ここの研究員で構成された模擬内閣が、米国と開戦した場合のシミュレーションで「日本必敗」を予見していたとのこと。大きく違っていたのは、真珠湾攻撃と原爆投下くらいだとか。
当時の近衛首相にまで報告はいっていたのだが、この結果が活かされることはなかった。その後の東條内閣でも止めることはできなかった...

当時は統帥部と陸・海軍省で軍部が構成されていたが、統帥権(天皇大権)を持つ統帥部は独立した地位を保っていたため、政府や議会が介入できなかった。御前会議で出された石油備蓄の試算表が日米開戦の決め手になったようだけど、それもただの数字合わせ。タンカーが沈められることは計算から外してあるのだが、そんな条件は書かれてないから、出した数字に嘘はない?

風潮に流され、開戦だけが独り歩き...

東條英機さんが首相になった経緯、それから開戦までの日々は読んでて苦しくなった。極東国際軍事裁判でのやりとりも、天皇の責任論にならないよう玉虫色に...
日本人って良くも悪くも変わってない気がする。中国や韓国、アジア諸国の人たちが読んだらどう感じるんだろうな... 日本人気質、理解されないだろうね。

もう少し統帥部側の視点、考えが知りたかった。
機会があれば、また関連書物を読みたいと思う。
=== ☆   posted by Daddyクワトロ   ☆ =   at 22:32   ==
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