1945年6月戦時中、焼け野原の東京日比谷公会堂でも、N響の前身(日本交響楽団)で定期公演、第九が演奏されたんだそうだ・・・
終戦2か月前。住むところ、食べ物にも不自由するなかの演奏会。オケや合唱メンバーを集めるだけでも大変だったろうに。
ましてそれを聴きに行った人ってどんな人たちなんだ?
ちょっと裏側までは想像できないのだが・・・

ソプラノ : 小林沙羅さん
アルト : 福原寿美枝さん
テノール : 志田雄啓さん
バリトン : ジョン・ハオさん
合 唱 : 国立音楽大学合唱団
玉川大学芸術学部合唱団
成城合唱団
管弦楽 : NHK交響楽団
指 揮 : 井上道義さん
どう植え付けられたイメージなのか分からないが、Daddyの心に入り込む演奏とそうでないそれは、ハッキリと分かれて聞こえる。
井上さん指揮の演奏は好きなのが多いので、今回も外れることなく、最後まで聞き入ってしまった。
話は若干逸れるが、Daddyが就寝時にipodで聴く音楽は、この第九の第3楽章である。
365日のうち、たぶん350日以上は聴いている。もちろんその後に続く第4楽章(合唱のあるところ)まで流れるのだが、ほぼその前には熟睡。
もうこの習慣はかれこれ2年以上経つだろうか・・・
逆にこれがないと眠れないし、ちょっとした恐怖感すらある。
指揮者はいろいろ。フルトヴェングラー、バレンボイム、ワルター、カラヤン、バーンスタイン、ラトル・・・
それでも、聴く盤はだんだんと絞られてくる。だからといってお奨めはしない。
第九の第3楽章を聞いて、すぐに素晴らしい!!って思える人は少ないと思う。こんなに聴いているDaddyでも、未だに難解な箇所があったりして・・
聴くなら是非、第1楽章から!
1時間は超えるので、覚悟して!!(笑)
(10月12日掲載)