Thursday 29 Jan, 2009

武士道/【著】新渡戸稲造、【訳・解説】奈良本辰也

Bushido.jpg「武士道」を知りたくて本書を手に取った。
原著は1899年、新渡戸氏がアメリカ滞在中に英文で書かれたもので、世界に日本の道徳概念を伝えるのが目的とのこと。
そのため、キリスト教や外国の歴史上の人物や故事などと比較する箇所が多く、世界文化に疎いDaddyには分かりにくい。
ちょっと深読みしようとし過ぎたのかも知れないが・・・

感想として、全体的に言ってることは分かる。
やっぱり日本人だし、祖父や親父から受け継いでいるものも何かあるのだろう。宮本武蔵とか眠狂四郎、石川五ェ門(ルパン三世)などなど、実在するしないに関係なく剣客が好きだったこともあるか。

忠誠と名誉の象徴、武士の魂である「刀」を常に腰に差し、夜も枕頭に置く・・・これだけでも相当な気持ちの高ぶりを感じるが、今の時代、肌身離さず持ち歩くのは携帯電話だろうか?
人によっては枕元にも置くのだろう・・・時代は変わってしまった。

特に「切腹」について2つの例が書かれていた箇所では、現代との責任の重さの乖離を大きく感じた。
1つは儀式詳細、寺院の本堂で執り行われた様子が非常に生々しい。
もう1つは連帯責任。兄(24歳と17歳)たちが父の仇として家康の命を狙ったがこれに失敗し、一族の男子すべてに切腹が命じられた際、8歳の男の子の言動。

兄が弟に対し「まず腹切られい。切損じなきよう見届けてくれよう」と言ったところ、弟は「いまだ切腹を見たことがないので、兄たちの作法を見て、その後に続きたい」と述べたそうである。
兄たちは小さな弟に切腹の要領を教えながら果ててゆく。そして弟もこれに続く・・・
もうちょっと細かな描写が記してあるが、あまり文言をコピーするのは好きではないので、このくらいに止めよう。

8歳という年齢は、我が次男坊と同じ歳である。
想像しただけでも耐え難い・・・

そんな感じで、本書の中の日本はまるで別世界。もう日本人が武士道精神を持つことは不可能であろう。しかし気概というか高貴というのか、律する心とでも言うのか、何とも表現は難しいのだが、何らかの形で良きエッセンスは残したいとも感じた。

読み終えるのが大変だったが、学び得るものは少なくなかった気がする。どうやら新渡戸氏から見れば、Daddyはすっかり外国人ということなのだろうあせあせ(飛び散る汗)
=== ☆   posted by Daddyクワトロ   ☆ =   at 23:00   ==
この記事へのコメント
「武士道」自分もかなり前に読みそして感動しました。兄弟たちの切腹の話は後輩たちにも話した記憶があります。この本は外国に武士道を紹介する本だったようですが、同じ道を志す者として心が洗われる本でした。今も本棚に並んでいます!
Posted by 塾長 at 2009年01月30日 05:09
塾長殿
己を律するって難しいですね。わかっちゃいるけど行動に移せないことが、たくさんありそうです・・・
Posted by Daddyクワトロ at 2009年01月31日 19:09
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